井中駅セクション  
その1 旧セクション

最終更新日:2003.06.24

旧セクション


旧セクションは、1994年に制作し、その後も何度か改良を重ねています。
リニューアルの前に、簡単に説明します。

レール配置
第1段階
  ベニヤ板
第1段階
第2段階
 TOMIXコンビネーションボードA 2枚 (1200×300)
第2段階

第1段階 − 構想
レイアウトを作りたいと思っていたのですが、まともに作ると結構な費用がかかってしまいます。 そこで、できるだけ既存の物を利用することにしました。

・駅をつくる
TOMIXの対向式ホームを持っていたので、これを利用することにしました。これも費用を節約するため、島式ホームとして使うことに決めます。
また、駅舎は設置せずに無人駅にしました。また周辺には将来的には樹木を植えることにし、当面はカラーパウダーで済ませます。

・レール配置は単純化
安く抑えるため、ポイントは設置しない。
線路は2本敷設する。そのまま複線の途中駅として利用するか、レイアウト外にポイントを設置して単線の終着駅として使えるように考えました。
また、それと関連して、架線柱を取り外しできるようにし、電化/非電化両方に対応できるようにしました。
更にローカル線の雰囲気を出すために、バラストはダークブラウンを使用しました。 TOMIX規格にしていますが、この複線間隔は作ることができないので、KATOのフレキシブルレールを全面的に使用しました。組み線路に比べて安く利用できます。

ベースは4mm厚ベニヤ板を使用することにしました。上図の緑枠がベース部分です。


第1段階 - 制作
構想が固まったら制作開始です。

レイアウト制作が初めてだったこともあり、うまくいった部分はほとんどありません。

・レール
フレキシブルレールをはじめて使用したのですが、これがうまくいきませんでした。
写真で見ても分かるように、直線区間でもへろへろに曲がりくねってしまっています。斜めにもなってしまいました。
更に複線間隔を調整するためにS字にしなければならない部分では、固定がきちんとできずに直線になってしまいました。
このため、車両によってはうまく走ってくれません。
そのうえ、組み線路とフレキシブルレールを直接つなぐようにしていたために接続がしっかりできていませんでした。

・そのほか
ダークブラウンのバラストでは色が暗すぎました。
また、カラーパウダー散布と接着剤の塗布がうまくいかず、色が暗くなってぽろぽろ剥がれるものになってしまいました。

第1段階図示

第2段階 − 構想
ベニヤ板は厚みがほとんどなく、そのままお座敷レイアウトとして使える利点はあったものの、強度に不安があったため、コンビネーションボードAの上に載せて強化&リニューアルすることにしました。

・リニューアルポイント
ベニヤ板をコンビネーションボードにしっかり固定します。
サイズが大きくなった部分を活用するため、駅舎(TOMIX木造駅舎セット)を設置します。
街灯など(TOMIX街灯A,B,建物照明ユニット)を設置し、夜景を楽しめるようにします。

・レールの改善
踏み板を作り直すことで車両のひっかかりをなくすとともに、 20mm分だけTOMIXレールを切断したものをつなぎ、組み線路との接続を改善します。

・ストラクチャ
木造駅舎を塗装。現代的な色合いにする。
ホームにはTOMIX島式ホーム近代型の明かり取り部分を活用した屋根を設置します。
KATOで取り扱っているWOODLAND SCENICSの樹木キットを使用して森を表現します。

・照明
木造駅舎・バス待合室とホーム屋根に照明を組み込むとともに、 街灯Aをホーム上、踏切付近、駅前に設置します。

第2段階 − 制作
・ボード
しっかりと2枚をくっつけるためにのコンビネーションボードの裏側を一部切断し、角材を通して接着します。

・レール
TOMIX規格にあわせるために20mm延長します。
フレキシブルレールは使用せずに、TOMIXの組線路を使用して接続の確実性を高めます。 ニッパーで切断し、紙ヤスリでしあげました。
また、S字にならず角になっていた部分を可能な限りなめらかにしました。

・ストラクチャ
木造駅舎・バス待合室ともに外壁を緑色に塗装して現代的な雰囲気にします。
また、照明が不自然にならないようにきちんと遮光します。

第2段階図示
第2段階できあがり




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