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特急型気動車 DC10系は、浅ヶ山鉄道全線で走行しています。 大きく分けて、0番台、300番台の2種類があります。
最小編成は2両で、最大8両編成まで自由に編成を組むことができます。
車体は鋼鉄製で、JRキハ183系を基に設計されました。
特急神山に使用されているほか、団体列車、臨時列車などに広く使用しています。
0番台
特急神山用として設計され、1988年に登場しました。
浅ヶ山方に運転台のある、制御動力車のDCキクハ11-0、運転台のない動力車のDCキロ10-0、尾樹・JR佐々野方に運転台のある制御動力車のDCクキロ10-100の 3形式が存在します。
車内は4列リクライニングシートです。
DCキクハ110は、特急神山の指定席用の車両として設計されており、他の車両とは、座席のシートの色、ロゴマークなどが異なります。
DCクキロ11 0
特急神山 指定席専用車両です。
他の0番台の車両とは、シートカラー、ロゴマークが異なります。
DCキロ10 0
運転台のない動力車です。
DCクキロ10 100
車端部には化粧室および電話室が設置されています。
300番台
団体・臨時列車用として設計され、1988年から90年にかけて登場しました。
浅ヶ山方に運転台のある、制御動力車のDCキクハ11-300、ハイデッカー構造の動力車のDCキロ12-400、同じくハイデッカー構造の動力車のDCキロ13-300、調理設備を有する動力車のDCキロ14-400の 4形式が存在します。
DCキクハ11-300は、DCクキロ10-100などとほとんど同一です。 DCキロ12-400、DCキロ13-400は、3列シートで座席を窓側に向けて固定することができます。
DCキロ14-400には調理設備があり、臨時特急「秋の味覚号」などで使用しています。
DCクキロ11 300
0番台と設備は同一ですが、シートカラーおよびロゴマークが、他の0番台車と共通のものとなっています。
DCキロ12 400
ハイデッカー構造で座席は窓側方向に固定できるため、景色を堪能できます。また、4人用個室も備えています。化粧室の設備があります。
DCキロ13 300
DCキロ12-400同様ハイデッカー構造で座席は窓側方向に固定でき個室もあります。電話室の設備があります。
DCキロ14 400
調理設備とカウンターがあり、ビュフェとして利用できます。化粧室も設置しています。
特急神山の編成
特急神山は0番台車の5両編成で運行します。
1・2号車 三田羅温泉−浅ヶ山−JR佐々野の運転です
DCクキロ11-0+DCクキロ10-100
6・7・8号車 山門−浅ヶ山−JR佐々野の運転です
DCクキロ11-0+DCキロ10-0+DCクキロ10-100
一部の列車はこの限りではありません。
そのほかの編成例
浅ヶ山秋の味覚号の編成例です。
DCクキロ11-300+DCキロ14-400+
DCキロ12-400+DCキロ13-300+DCクキロ10-100
設備の一覧
運転台 | エンジン | 定員 | 化粧室 | 電話室 | 荷物室 | そのほかの設備 | |
DCクキロ11-0 | 浅ヶ山方 | あり | 60名 | - | - | 2箇所 | |
DCキロ10-0 | - | あり | 68名 | - | - | 2箇所 | |
DCクキロ10-100 | 尾樹・JR佐々野方 | あり | 56名 | あり | あり | 2箇所 | |
DCクキロ11-300 | 浅ヶ山方 | あり | 60名 | - | - | 2箇所 | |
DCキロ12-400 | - | あり | 37名 | あり | - | 2箇所 | 5人用個室 | DCキロ13-300 | - | あり | 37名 | - | あり | 2箇所 | 5人用個室 |
DCキロ14-400 | - | あり | - | あり | - | - | ビュフェ |
DC10系いろいろ
このページの画像は、すべて右方向が尾樹・JR佐々野方面です。
また、濃健線内での車両の向きを基準として説明しています。